確定申告は「だいたい3月中」というイメージで済ませていると、書類集めが後回しになり直前で慌てがちです。この記事では、確定申告の提出期間の考え方と、余裕を持って準備するためのスケジュールの立て方を整理します。
1. 確定申告の提出期間はいつ?
所得税法第120条では、確定申告書の提出期間は「第三期」=その年の翌年2月16日から3月15日までと定められています[1]。つまり、2026年分の所得について申告するのは2027年2月16日〜3月15日が基本の期間です(曜日により多少前後することがあります)。この期間内であれば早めに提出しても問題ありません。
2. 青色申告を選ぶ人はさらに早い期限がある
今年から青色申告を始めたい場合、青色申告承認申請書は原則その年の3月15日までに、1月16日以後に新たに開業した場合は開業日から2か月以内に提出する必要があります[2]。これは確定申告書そのものの提出期限とは別の手続きなので、開業のタイミングによっては確定申告よりも先に締切が来る点に注意してください。
3. 余裕を持って準備するためのスケジュール例
- 年明け〜1月: 1年分の請求書・領収書・通帳記録をまとめる。会計ソフトに未入力の取引がないか確認する
- 1月下旬〜2月上旬: 経費の分類や家事按分の考え方に迷う項目を洗い出しておく
- 2月16日以降: e-Taxまたは書面で提出できる状態にしておき、期間が始まったら早めに提出する
- 3月15日まで: 提出期限。青色申告承認申請書を今年出す人は、期限がこれより早い場合があるため別途確認する
1年分の記帳を年明けにまとめて行おうとすると時間がかかるため、日々の取引を会計ソフトでこまめに記録しておくと、直前の作業量を大きく減らせます。
ソフトを比較検討したい場合は、他の会計ソフトも選択肢になります。
4. 提出期間に間に合わなかった場合
体調不良や資料の紛失などで期間内に提出できないこともあります。その場合も放置せず、できるだけ早く納税地の税務署に相談し、申告手続きを行うことが大切です。個別の状況による取り扱いは税務署または税理士にご確認ください。
まとめ
確定申告の提出期間は原則2月16日〜3月15日で、青色申告を新たに始める場合は承認申請の期限がこれより早いことがあります。直前で慌てないよう、年明けから記帳状況を確認し、必要な書類を早めにそろえておきましょう。白色・青色の違いや必要書類の詳細は個人事業主1年目の確定申告チェックリスト、会計ソフトの選び方は個人事業主の確定申告ソフトの選び方もあわせてご確認ください。
出典(一次資料)
- 所得税法(昭和40年法律第33号)第120条(確定所得申告) — e-Gov 法令検索
- 同法第144条(青色申告の承認の申請) — e-Gov 法令検索
本文の説明は上記の条文を分かりやすく言い換えたものです。制度は改正されることがあるため、最終的な判断は原文をご確認ください(参照日: 2026-09-25)。